Qtech Hide & View
(BPCS-Steganography 実験プログラム)
(KIT ステガノグラフィ研究グループ)
KIT ステガノグラフィ 研究グループ (KIT STEGROUP) のメンバーは、BPCS-Steganography のWindows用 実験プログラム(Qtech Hide & VIew)を開発し ましたが、これは BPCS-方式と 或る JPEG 埋込み方式を融合したプログラムです。このプログラムでの埋込み手順は、概略以下の通りです。
1) 下図は Qtech Hide & View v011 の最初のメニュー画面です。この画面で 埋込処理 (Information Embedding) か 抽出処理 (Information Extracting) かを選択します。
(メニュー画面)
2) 埋込み画面は次の通りです。
(埋込画面)
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注) "Information Embedding" ボタンをクリックすると「有効期限」の表示がでます。
先に進むには「OK」をクリックします。 ただし、既に有効期限が過ぎている場合には埋込プログラムは動作しません。
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埋込みのための「入れ物画像」としては、PNG, BMP, JPG 形式の画像のどれでもOKですが、画像のサイズ(画素数)は 128x128 以上、3,200x3,200 以下でなければなりません。適当な場所から Drag & Drop でこの画面上に持ってくれは良いようにしています。多くの場合、様々な Web ページから、直接 Drag & Drop することができるはずですが、うまくいかない場合は、一度デスクトップにコピーしておき、そこから Drag & Drop してみて下さい。埋め込むことのできるデータは、一つの「ファイル または フォルダー」です。フォルダーの構造は問いませんが、「埋込み容量」以内のデータでなければ成りません。
埋込み処理後の画像(stego image)を出力する際のファイル形式は、埋込前にPNG,BMP、JPG のどれかを選択しておきます。「アクセスキー」や複雑さの閾値(Complexity threshold value: 0 - 55)などもあらかじめ定めておきます。
3) 抽出画面は次の通りです。抽出手順は簡単です。
(抽出画面)
A) Drag & Drop で ステゴ 画像をこの画面上に置きます。
B) アクセスキーや Complexity Threshold の値を指定します。
C) Extract ボタンをクリックします。
なお、埋込み/抽出 操作の様子は、以下のビデオ映像として Windows Media Player で 見ることが出来ます。ただし、この video は以前のバージョン用ですが、埋込/抽出の操作は現在のものと同じです。
(注意)
(1) このプログラムは学術研究のために作成されたものですので悪用は厳禁です。ただし、研究者でなくてもステガノグラフィに特別な興味をお持ちのかたであれば、良識の範囲内での試用は構いません。
(2)このプログラムは随時更新されます。そのため、ファイルやフォルダーの名称がここに説明したものから、やや拡張されたものになっている場合があります。
(最終更新日 2015,05,26 河口英二)